ネタバレはなしな方向で。ま、ネタバレするほどのストーリーないけども。
まずは一応のストーリーをのけっときます。
ある夜、幼い兄妹ケヴィンとケイリーが目を覚ますと、家の中から父親が消えていた。
それだけでなく、窓やドアも次々と消えていき、外の世界と切り離されてしまう。
家の中にはテレビの砂嵐の光だけがぼんやりと灯り、奇妙な囁き声や影のような存在が漂っている。
子どもが見ている悪夢なのか、現実なのか。
暗闇の中、テレビのノイズだけが響き、何か得体の知れない存在が彼らを見つめているようだった…。
開始10分でブチギレした作品。
苦痛、苦痛、苦痛、あれ意外といいかも、、、やっぱり苦痛だわ、、、で終わりました。
これは映画じゃない、アート作品。
映画はストーリーを紡ぐもので、映像アートはそれ自体が表現って感じの違い。
何が違うんだ!って思った方は小説で例えると分かりやすいかも。
ホラー小説コーナーで買った本を開いたら、怖そうな文字が羅列してるだけだったら全然小説じゃないじゃん?
「稲川淳二、赤い飴玉、井戸、着信、黒髪、、、」みたいな笑
映画としてだと本当にブチギレもので2,000円返してとなります。
無意味で音だけうるさい映像をずーと見てなきゃいけない。
これをこわい、見れないと思う人は一回冷静になってスクリーン見よ、、、
不穏な映像と怖そうな音(昔のフィルムの音)を暗い映画館でホラーとして見てるから怖く感じるだけ。
監督のエゴをそのまま享受できるのはある意味素直だけどもね。
けどアートとして見るととても良作です。
暗くて怖そうな映像流しとけば怖く感じるよね、って監督のエゴ満載。アートってエゴだからね作った人のね。
受け手はエゴで作られたものを題名から連想して無意味そうな形に意味を持たせる、それがアート。
そう考えるとこの作品も無意味そうで無意味な映像じゃないんだと思う。(知らんけど)
知らんけどって言っちゃうぐらいようわからん映像ばかり。
けど最初に言った通り子どもの目線を映像にしてるからようわからん映像で正しいのよ。
子どもの頃の思考力、判断力なんてそんなもんじゃん。
想像が膨らむ作りをしてるし、100分この無意味そうな映像で保たせるの凄い。
飽きそうで飽きさせない巧みな構造に、映像そのものがアートとして引き込まれました。
調べたら監督はYoutubeで映像作家として活動してる人で今回初めて長編を作ったみたいです。
映像アートを作るのに長けてるからこうなったんだろうけど映画としてお金取るならみんなキレると思う、、、
映画の感想書くサイトで評価が2分化するのは納得納得。
映画をどう定義してるかによって違うんだろうな〜って面白がりながら読みました。
良い評価をしてる人は映像アートも映画と一部と捉えて観てるじゃないかなと思わせる感想が多かった!
悪い評価してる人は映画(簡単にいうとストーリーを紡ぐもの)としてお金払ってんだから、、、って感じ。
人それぞれ定義は違うからね、どっちも意見も正しい気がします。
隣で見ていた人はよく見れたね、怖くて直視できなかったよとぶりっ子してきたので正直ちょっと寒気。
しかもガチで見てないらしくストーリーとか色々聞いてきたからそれにも頭の中でキレてた。
誘ってきたのそっちなんだから怖くても頑張って見ようよ!私が最高だったねって感想言ってきたらどうするつもりだったんだろ。見てないからわかんないって言うのかな、、、
萎える。
そして帰宅後、『今日はありがとう』と送られてきたLINEを既読のまま、そっとブロックしました。
価値観の違いを感じたよね。
言葉にしづらいその微妙な違いを鮮明に示してくれた『スキナマリンク』、まじで感謝🫶ありがとう
こんにちは、これはコメントです。
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